ビスケット・ジャー、1900年頃　アール・ヌーボー期、　サンルイ　バカラ

1900年代のサンルイ　又　バカラ製造と思われる、クッキージャー
アール・ヌーボー様式の影響された曲線を使って、草花をグラヴュールで全面に描かれています。サイズ　高さ　17ｃｍ　底の部分　直径　8ｃｍ
1832年から1857年の25年間は、バカラとサンルイは合弁会社として、製品の製造を一緒に
行っています。この作品は、1900年頃のバカラ又はサンルイの作品です、サンルイの歴史はBaccaratよりも古く、ヨーロッパ最古のクリスタルガラスメーカーであり、透明クリスタルガラスを世に生み出したのも実は「Saint Louis（サン・ルイ）」なのです。Saint Louis（サンルイ）は、１５８６年フランスのロレーヌ地方のミュンツタールにオルバックのガラス工場が移転したことから始まります。

このガラス工場が１７６７年に王立ガラス工場となり、「Saint Louis（サン・ルイ）」という社名をルイ１５世が聖王ルイ９世にちなんで名づけられたのが始まりです。
この時点で１８０年以上の歴史があるガラス工場だったのです。そして、１７８０年に世界で初めて品質の高い透明クリスタルガラスの製造に成功しました。
サンルイの精密なエッチングでの技術とデザイン力は当時の職人の素晴らしさを物語っています。100年以上の前の作品ですので、底の部分のチップや擦り傷や多少の汚れもありますが
アンテークならではの、その当時を偲ぶ、歴史やロマンを感じさせてくれる、貴重なアンテークだと思います。思いクリスタルガラスの質感は、ずっしりとその存在感を感じさせてくれます。やはり特別な品物だと思います。お部屋のアクセントのインテリアとして、とてもお勧めです。